ソフトウェア

自己学習型アルゴリズム、自動化されたプロセス、ネットワーク化されたシステムなど、現代のソフトウェアは単なるプログラムコード以上のものです。解析し、判断し、制御する機能を備えています。
しかし、こうした技術的な深みこそが、特許取得を特に難しいものにしています。保護されるのは、単に優れたアイデアではなく、技術的に説得力のある発明のみだからです。
当事務所は、お客様のデジタル分野における開発成果を、法的に有効な形で確実に保護できるよう支援します。

ソフトウェアが特許可能となる場合 ― そしてならない場合

ソフトウェアの特許取得は、厳格な法的要件に従います。純粋なプログラムで技術的関連性を持たないものは、特許の対象とはなりません。ソフトウェアが特許可能となるためには、次の要件を満たす必要があります。

  • 技術的性質を有していること

  • 具体的な技術的課題を解決すること

  • 技術的装置と相互作用する、またはその機能を改善すること

ソフトウェア特許は、多くの場合、いわゆる「コンピュータ実装発明」に関するものです。これは、ソフトウェアに基づく機能が、センサー、ディスプレイ、制御装置などの物理的構成要素と組み合わされている発明を指します。

例:ナビゲーションシステム

革新的な位置計算および表示機能を備えたナビゲーションシステムは、以下の要件を満たす場合、特許の対象となり得ます。

  • GPSや車載コンピュータなどの物理的装置と連携していること

  • 経路案内に関して新たな技術的解決策を提供していること

  • 単なるアルゴリズムにとどまらず、例えば技術的な可視化やユーザーとの相互作用を含んでいること

 
 

ソフトウェア特許と人工知能(KI/AI)

AI(人工知能)に基づく発明も、技術的課題の解決に寄与する場合には保護対象となり得ます。特に重要なのは、AIがどのような「技術的貢献」を果たしているかを明確に示すことです。ここが実務上の大きなポイントとなります。

特許取得の可能性がある代表的なAI応用例:

  • 機械におけるインテリジェント制御システム

  • 医療技術分野における自己学習型解析手法

  • 生産プロセスにおける最適化アルゴリズム

  • 通信分野におけるAI支援型信号処理

重要なのは、AIが単なるデータ処理にとどまらないことです。
技術システムに機能的に組み込まれ、具体的な技術的効果を生み出していることが求められます。

お客様のソフトウェアソリューションに最適化された保護戦略

ソフトウェア関連特許の要件は非常に高いため、実務に即した的確な戦略が不可欠です。当事務所は、以下の点についてサポートいたします。

  • 技術的特徴の適切な定式化

  • 出願書類の作成

  • 先行技術調査

  • 国際出願手続(EPO、PCT、DPMAなど)

当事務所のチームは、特に機械学習、ニューラルネットワーク、組込みシステム、通信技術、インダストリー4.0の分野において、幅広い技術的専門性を有しています。

官庁および裁判所での豊富な経験 ― 紛争時にも対応

dompatentは、出願手続のみならず、異議申立てや特許侵害訴訟などの紛争手続においてもクライアントを支援します。

これらの手続における長年の経験により、国際的な知的財産権の複雑な環境においても、信頼できるパートナーとして対応いたします。

当事務所は、以下の機関・裁判所において代理を行います。

01

ドイツ連邦特許裁判所(BPatG)

02

国内の特許侵害裁判所

03

統一特許裁判所(UPC)

欧州特許庁(EPO)
ドイツ特許商標庁(DPMA)